大湯販売所

高橋 紀人（たかはしのりひと）

開湯から800年と伝えられ、かつては南部藩の湯治場だった湯の郷、大湯温泉。旅館や共同浴場が点在する街の一角に大湯販売店がある。高橋さんは店主になって丸3年。地元の秋田市から鹿角市に移り住んで店を構えた。「初めての土地で戸惑うこともあったが、地域の皆さまや従業員に支えられて今に至る」と感謝の言葉で振り返る。「こっちに住んで特に困ったのは冬の寒さと雪の多さ」と笑う。配達エリアである十和田湖畔には、店から車で約40分。「大館との境から青森との県境まで担当エリアは広いが、今後もみんなで協力して頑張りたい」と話す。（2014年10月　郷108号掲載）